知的財産のことならレガート知財事務所 

レガート知財事務所
〒169-0075
東京都新宿区
高田馬場2-1-2
TOHMA高田馬場9階
TEL : 03-3207-4403
FAX : 03-3200-9120

2015年03月30日 意匠の国際出願(ハーグ出願)について(1)
5月13日より受け付けが開始されるハーグ協定に基づく意匠の国際出願について、制度の概略並びに留意点を以下に記します。

1 制度の概略
(1)利便性
国際出願を利用することにより、一度の出願手続で、希望する協定加盟国(「指定締約国」といいます。)全てへの出願として扱われます。
したがって、無審査国においては、現地代理人に依頼することなく、意匠権を取得することが可能です。
審査国においても、拒絶理由通知を受けることなく登録される場合は、現地代理人は不要ですが、現地代理人が必要になるケースが多いと思われます。
主な加盟国は、EU、韓国、米国など。特許庁HPで確認してください。

(2)出願手続
国際出願は、国際事務局(WIPO)へインターネットで手続きします。特許庁に出願することも可能ですが、その場合、特許庁がWIPOへ出願を送付します。
願書のフォームはWIPOのHPに掲載されています。使用言語は、英語、フランス語、スペイン語の何れかです。
一つの出願に、同じロカルノ分類であれば100件の意匠を含めることができます。

(3)権利化までの流れ
■ 国際登録
WIPOでは、方式審査をした後、国際登録し、国際登録簿を作成します。国際登録日は原則として国際出願日ですが、重大な瑕疵がある場合は瑕疵が治癒された日に繰り下がります。
■ 国際公表
国際出願は、審査前に国際公表されます。その時期は、原則として国際登録日から6ヶ月。締約国が公表の延期を認めている場合は最長国際登録日から30ヶ月です。
指定締約国に、公表の延期を認めている国と認めていない国が含まれる場合は、6ヶ月で公表されます。
また、早期権利かを希望する場合は、即時公表を請求することが可能です。
■ 指定締約国での登録・審査
国際公表の後、国際出願は各指定締約国に送られ、指定締約国が無審査国であれば締約国で登録され、審査国であれば審査が開始されます。
したがって、国際公表前に権利が発生することはありません。
審査国で拒絶理由が発見されたとき、WIPOに対して拒絶通報が行われ、その内容は国際登録簿に記録されます。
■ 保護期間
保護期間は、国際登録日から15年、締約国はこれよりも長い選択をすることが可能です。日本では日本での登録日から20年です。
権利は5年ごとの更新となります。更新手続はWIPOに対して行います。



 新着情報


>>トップに戻る
Copyright (C) 2013 Legato Patent Professional Corporation All Rights Reserved.